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「…あ」
昨日、…俺は
『凛、わかる?』
あの匂い
『お前の中に』
あの熱
『俺が』
あの
「っ!?ぐっ…ぁ」
「…ねぇ、誰の事考えてるの?俺を忘れてない?」
再び倒され、乗しかかる相手は今度は容赦なく細い首を締め付けた。
「あぁ、…や、め」
「朱雀くん?君は朱雀くんと寝てるの?」
そう言いながらも明らかに力が込められていくのに、狂気を含ませた笑顔は顔が整っているのに不気味に歪んで見える。
「ちがっ…おれ、は…ぐっ」
朱雀なんて知らない!
そう言いたいのに、狭まる器官のせいでまともに喋るどころか、息をするのも苦しい
「俺以外に足を開いたのが嫌なんだよ、一目惚れなんて初めてなのに」
「は、…っは、…ぁ」
もう抵抗する力が、出ない
「ガッカリだよ」
ああ、ダメだ
堕ちる
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