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「だいたいさぁ」 後方に飛ぶ身体が離れる前に、更に膝をのめり込ませ 「…っ…!!」 倒れる身体を優雅な動作で避けた。 「凛に何してるわけ?」 「…や、やろぉ…っ!」 更に事態が掴めず、呆然とした男達の中でまず動き出した者に 「凛だよ?凛。俺の、俺の可愛い凛」 振り向きもせずに手の甲を相手の鼻下に叩き込む 「っが…!」 一瞬で床に沈む男には目もくれず、首を回す姿は小柄なのに、圧倒的な威圧感を放っている。 「あーあ、朱祐のブラコンは病気だから」 その横に立っても見劣りしないのは、一見優男なモデルの様に姿が整った男が 「覚悟が必要だよ?」 おかしそうに笑い 「まぁ…俺も許さないけどね?」 次に、次にと進み出した男達に目を細めた .
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