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前説としては、日々のニュースを見てもうちょっと理解して
楽しく国際政治をウォッチできるようになろうよ、という主旨で解説しようかと思います。
まず覚えていただきたい言葉はこちら。
「戦争とは、広義の外交の一部であり、狭義の外交の失敗である」
7:
さて、そもそも何で戦争をするのかなーって話です。
二つ以上の勢力が利害関係にあるとき、利害の調整が必要になります。
これが外交です。
利害関係というのは、価値のある不動産(領土)の所有権であったり、
有権者の支持を得るための「正義を行う必要」だったりします。
ここで話し合いで解決できたらお互いに一番安く済むので、まずは話し合いからはじめます。
10:
でも、問題解決するんだったら殴ったほうが早いんじゃねぇ?
という考えも勿論あります。あとは話し合いで出すネタが無いけど、
利害に関して妥協する余地が無いから殴るしかない、みたいな逆ギレです。
利害調整という目的を果たすための手段としての戦争、
これが「戦争は広義の外交の一部である」
になります。
でも話し合いでケリ付けるのは失敗しているわけで、これを指して
「戦争は狭義の外交の失敗である」
とかいいます。
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