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僕はなんとか公園の雨宿りできる屋根のあるところにたどり着いた。 ひとまずはこれで雨はしのげる…。 とりあえず雨のせいで濡れた髪をハンカチで拭き、服についた水滴なんかをパンパンと払った…まあ、あんまし意味ないけど…。 早く雨止まないかなぁなんて考えていると、ものすごいスピードで走ってくる人影が見えた。 「はあ、はあ…すごい雨…。」 走ってきたのは男の人で、たぶんこの人も僕と同じようにいきなり雨に降られたのか、ずぶ濡れで息を切らしている。 この人大学生くらいかな?多分僕より年上だろうなぁ…。
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