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翌日。
私はとても寝不足だった。
寝不足でも学校はあるし、部活だって行かなきゃいけない。
ぼぉ~っとしながら食卓でロールパンをぱくりと口に運んでいたら、
「あ、母さん俺今日でテスト終わりだから部活して帰る」
って良ちゃんがネクタイを締めながらやってきた
「良ちゃん!おはよう」
「杏、おはよ。お前・・・目の下ひどいクマ。寝れなかったのか?」
良ちゃんが私と至近距離に顔を近づけてじっと見てきた。
あぁ、良ちゃん、今日もかっこいい!
自分のお兄ちゃんなのになんでこんなかっこいいんだろう。
がっしりとした肩。
爽やかさを倍増させている短髪・・・
いつまでも見ていられるくらいかっこいい・・・
「おぉ~い、帰って来いよぉ」
はっと自分の世界から現実に引きも出されると、目の前には苦笑いの良ちゃん。
「杏のとこは明日からテスト前で部活休みだっけ?」
「うん、だから今日は良ちゃんとこで部活するよ♪プール見に来てよ!」
「おぅ、圭吾とでも見に行くよ」
「え!ケイ!?ケイはヤダ。逸花ちゃんときて!」
ケイには会いたくない。
ケイが謝ってくれるまで私は会わないんだから!
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