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闇「はぁ~…。」
陽「溜め息なんてどうしたんだ?三日前からあんなにテンション上がってた奴が。」
闇牙がプロポーズしたのは三日前。
その日は両家を交えての大パーティーだった。
闇「…ちょっとな。」
陽「ふうん。…悩みは聞くぞ?双子とは言え、俺は兄なんだから。」
闇牙は迷ったように視線をずらした後、ゆっくり話し出した。
闇「星が可愛すぎてヤバいんだ。主に俺の理性が。」
陽「真剣に応えようとした俺の時間を返せ、バカ。」
闇「こっちだって真剣なんだよ!!付き合って三日じゃ早いかな?とか柄にもなく考えてんだよ!!」
顔を真っ赤にしながら近くにあったクッションを陽牙に投げつける。
陽「ガシッ!!…っと。タイミングなんて人それぞれだろ?別にそこまで気にする必要ないんじゃないのか?」
闇「そ、そういうもんか。」
陽「あくまで俺の意見だけどな。」
闇「そ、そうだよな…。」
そこでまた闇牙が悩み始めた。
陽「………ちなみにだけど、星さんに何をしたいんだ?」
闇「うぇ///!?……………て、手ぇ繋いだりとか///だ、抱き締めたりとか///」
恥ずかしそうに(というより実際恥ずかしいのだろうが)話す闇牙に陽牙は少し呆けてから言った。
陽「………は?キスとかそういうのじゃなくて?」
闇「キ、キキキス///!?ば、バカじゃねぇの///!?」
陽「………。」
松岡さんちの陽牙くんは弟の純粋さに激しく驚いた後、自分が汚れてる気がしてしばらく落ち込んでいたそうだ。
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