出会いと別れ、そして始まりから約3か月後

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(マリー=ケイロン) 「あの木は・・・古木の木・・・?」 マリーが古木の木と言った大きな木は 十字路の3割を埋め尽くすほどの大きな木だった 本来私たち冒険者が知っている古木の枝は 枝を折ることでその中から魔力が発生し その魔力によってモンスターがランダムに呼び出されるといった とても危険な代物なのだが、枝があるということは木もどこかにあるわけなのだが 枝はモンスターから手に入れるだけで誰も書物でしか見たことがなかった マリーは十字路の噴水に生えていた木を眺めていると 後ろから女クリエイターのエリー=アルトアイゼンが抱きついてきた (エリー=アルトアイゼン) 「やっほー マリーちゃん相変わらずの仏頂面やねぇ 笑顔でいないともてないで? お、シエルもお久しぶり~ 相変わらずマリーのお供かいな」 シエルは首を縦にふると同じくらいのタイミングで マリーがマリーを振り払った (マリー=ケイロン) 「相変わらずのスキンシップね・・・エリー ちゃんと招集には出なさいっとあれほど言ってるのに・・・」 マリーは両手を両腰に当てて顔を少し赤くしながら言ったが エリーは両手を肩より少し上に上げ、呆れた顔を見せた (エリー=アルトアイゼン) 「どうせ書庫での会議やろ? 出ても仕方ないしなぁ・・・ それよりシエルの調子はどんな感じかね? あんまり強力な魂を入れたら自我が消えてしまったり 体が持たないなんてこともあるかもしれんから気い付けや?」 エリーはシエルの事を訪ねるときだけ シエルの耳には聞こえないようにマリーの耳元でささやいた (マリー=ケイロン) 「わかってるわよ・・・ でもこの木・・・ 完成したのね?」 マリーはそっと傷をつけないように古木の木をなぞっていた後ろで シエルは少し心配そうにその様子を見守っていた (エリー=アルトアイゼン) 「そうや、これさえあればモンスターを呼びたい放題 さらに強いBOSSモンスターも呼べるって代物や」 エリーは胸を反らして威張っていたが その様子にマリーはただおでこに右手を置き 呆れきっていた、しかしエリーにそっと近寄ると (マリー=ケイロン) 「胸が見えるわよ・・・恥じらいを持ちなさいよ・・・」 言い終わるのと同じくらいのタイミングで マリーは持っていたロングコートをエリーに着せた そして遠くのほうから何かが走ってくる音が 少しずつ近寄ってくるのが聞こえていた
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