出会いと別れ、そして始まりから約3か月後

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(女騎士) 「きゃぁぁぁぁ!! どいてくださぁぁぁぁぃ!」 そしてマリーとエリーとシエルは後ろを振り向くと 猛スピードで走ってきたペコペコに乗っていた女騎士を発見し とっさに避けたが、運の悪い事に女騎士は古木の木に激突してしまった その様子にエリーとマリーはあっけにとられていたがすぐに体勢を整えた (エリー=アルトアイゼン) 「しまった!来るよ!」 (マリー=ケイロン) 「撃退するわよ、シエル!」 2人は自分たちの得物を持ち出して古木の木に向かって構えた (シエル=バレンタイン) 「了解しました。マスター」 シエルはカタールを胸の前で抱え込んだ ソウルリンク アサシンクロスの魂 エレメス=ガイル そこにいたのは ソウルリンカー シエル=バレンタインではなく シエル=バレンタインの姿をしたカタールを装備したアサシンクロスだった (女騎士) 「はわわわ・・・私も不詳ながら迎撃させて貰いますぅ・・・ あ、私はプロンテラ騎士団のフィリア=コーデリカといいます」 フィリアと名乗った騎士は後ろで敵が呼び寄せられ始めているのにもかかわらず 紫のツインテールを揺らしておじぎをした (マリー=ケイロン・エリー=アルトアイゼン) 「「早くそこから離れなさい!!」」 二人はそのフィリアの行動に苛立ちと焦りを覚え 大きな声で怒鳴ってしまい、フィリアは走って2人の横に立った (シエル=バレンタイン) 「さて・・・お仕事の始まり始まりっと・・・」 胸の前でカタールを構えて3人の前に出た プロンテラの宿屋(ネンカラス)の二階 そこには忍者の葉月がベッドの上で 壁に背を預け、刀を抱きしめた姿でいたが 本来町中ではありえないほどの異常な魔力を感知し ゆっくりとベッドからおり、勢いよく窓を開けた (日話川 葉月) 「魔力・・・十字路の方向か・・・ それにこれは・・・懐かしい気配」 そして窓から顔を出すと目を閉じて鼻を クンクンっと 動かすと何か感じ取った様子で急いで窓から飛び降り 十字路に向かって走っていった 同じ頃となりの部屋でゴロゴロしていたガンスリンガーの姿もあった (マシロ=ルナティス) 「あらあら・・・♪ モンスターが一杯ですね~ ここは銃の出番ですね(笑)」 マシロは窓から屋根におりると 肩に背負っていたロングライフルを屋根に載せて 古木の木のある十字路に向かって構えた
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