出会いと別れ、そして始まりから約3か月後

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(マリー=ケイロン) 「姉様、リヒタルゼンにもいなかったし・・・ 直属部隊も誰も帰ってきてないし・・・ まさか・・・でも暗殺部隊の方から何も情報も来てないし・・・」 マリーはプロンテラの書庫で右へ左へ書類をもってうろうろしていた (ノエル=ウィンザー) 「マリー・・・大人しくカトリーヌ様の無事を祈れないの?」 ノエルは呆れた様子で椅子に座って本を読んでた (キエル=ソリン) 「まったく・・・直属部隊が音信不通だから暗殺部隊の僕らが プロンテラから出れないんじゃないか・・・」 キエルは机の上でぐったりしているといきなり書庫の扉が開いた ガチャン (ライテウス=レッドフィード) 「おいおい、2人とも緊張感なさすぎじゃないか?w」 ピシンッ (マリエッタ=ディモン) 「ライテウス邪魔よ。 入るか入らないかどっちかにしなさいな」 ライテウスは足を押さえて扉の横に移動した (マリエッタ=ディモン) 「相変わらず帰ってこないのは 研究に没頭してる エリー=アルトアイゼンと 放浪癖のある アレキサンドリア=ガイルかしら・・・ まぁ・・・集まって貰ったのは他でもないわ 直属部隊の捜索が打ち切られたわ よって以後プロンテラを守るのは私たちになるわ これは王様の命令よ」 マリエッタは腰に片手を当て 部屋の中にいる仲間達を見ながら 反論は認めないといった様子で言い放った (マリー=ケイロン) 「ちょっとまってよ! 姉様がそんな簡単に死ぬわけないじゃない!?」 マリーは机を両手で叩いてマリエッタを見た (マリエッタ=ディモン) 「マリー・・・貴女も現実を見なさい・・・ セイレン=ウィンザーの乱心 エレメス=ガイルと ハワード=アルトアイゼンの誘拐 直属部隊4人のリヒタルゼンでの消息不明 これは4人とも死んでるって考えたほうが現実的だと思わないかしら?」 マリエッタは呆れ気味にマリーを見つめていた (マリー=ケイロン) 「もういいわ・・・姉様を私一人でも捜してみせるわ」 マリーは急に立ち上がり書庫を飛び出していった (ノエル=ウィンザー) 「マリエッタ・・・言い過ぎじゃない? ちなみに私だって兄様が乱心したって信じれませんからね?」 ノエルも本をたたんでマリーの後を追うように そしてマリエッタを睨んで書庫を出て行った (キエル=ソリン) 「みんな短気すぎじゃないかぁ? まぁ僕は姉さんの無事を信じてるし特に何も思わないけどさ」
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