出会いと別れ、そして始まりから約3か月後

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(シシル=アトレイド) 「冗談でも・・・ 言って良いことがあると・・・ 思いますが・・・?」 シシルはそんなマリーの態度にただ杖を強く握った (マリー=ケイロン) 「まぁいいわ。あの小娘がどうしたの?」 マリーは写真をそっと布団の上に置き めんどくさそうにリムラエルのことを訪ねたが その行動はシシルの怒りを爆発させるのには十分だった (シシル=アトレイド) 「私はリムラエルの後見人のはずの貴女が どうして治療してあげないのか それが気になってここにきたんですっ!! 今あの子はカトリーヌ様がいなくなったショックで 心を閉ざして植物人間も同然なのに・・・ まったく姿を見せないってどういうことですか!!」 シシルは杖を持っていないほうの腕を 家の壁に拳を叩きつけた (マリー=ケイロン) 「わかったわ・・・明日でも行くから さっさと私の前から消えなさい・・・ 今の私は優しくできないわ・・・」 マリーの右腕に書かれた雷のルーンが光り始めるのを確認すると シシルはうなずいて出て行った (マリー=ケイロン) 「まったく・・・姉様もシシルも リムラエルのことばっかり・・・ 私の気持ちも考えなさいよ・・・」 そしてシシルが出て行った後 マリーが布団の上で涙を流しているのをシエルだけが知っていた
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