第1話

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でも実際には泣きつける相手なんかいなくてさ、大学の合格発表(僕の場合はネットで見たなあ)の頃にはすっかり病んじゃっていた。姉は平然としていたとか比較されてさあ。まあ昔から僕は比較されてきたし、駄目な事は比較で判ってはいたし、僕が追い詰められていた事には家族は気付いていなかったみたいだし。 でもまあ一応志望校には受かってね、今は無事に大学三年生。大学の友達なんてまあいなくてね(僕を見つけるとたまに話しかけてくる人はいるけれどもさあ。でも何学科かも判らないからね)ツイッターも最初は一人でダラダラしていたんだ。 しかしそんな僕にも、趣味の合うフォロワーさんが何人か出来てきた。最初は楽しかった。でもね、PMSをこじらせちゃって(普段よりはストレスが溜まっていたんだけどね、原因は判っているんだ。ウチのプリンターが突然ワイヤレスネットワーク切れて使えなくなっちゃってね、詳しくもないのに僕が一人で直さなくちゃならなくなったんだけど、直せなかったの。僕ぐらいしか使わないし、姉のノートパソコンからは使えたから、僕が何とかするしかなかったのだと思われる。ちなみに姉は僕がUSBを差して借りてみるのとかは、ウィルスに感染されたりしたら嫌だとか言って無理)鬱々しくなっちゃってね、ツイッターでちょっと愚痴っちゃったんだ。そんなのは迷惑極まりないと思っていたのにね。だからね、僕はツイートしない様にして一回引きこもったの。戻ってきなさいななんて言われてさあ、僕はまあ一応戻ったんだ。
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