第1話

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『目と口を閉じ聾唖(ろうあ)のふりをした 嫌だこんな世界が嫌だ』って、僕の好きな歌って言っていたワライ・オトコにはあるのだけれどね、何かを見て酷い目に遭った→見たのが悪い、何かを聞いたせいで被害に遭う→聞いたのが悪い、何かを言って中傷された→言ったのが悪い、なんて世の中だったならばそうする他にはないよね。 僕が悪いの?僕は馬鹿だから全然判らないよ。僕が本当に悪いの?信じられないんだ。 どうせこれにも『厨二病』だとか『ナルシストみたいでウザイ』だとかって"批評"が下されるんだ。だから僕は口をつぐむ。ツイッターも、一度は戻れたけれども、いつ何でまた中傷されるか判らないもの、いくのが怖いよ。優しい言葉も怖いよ。 だから僕は構わない。一人でも構わない。奇跡的に、一人、小六から中学卒業までの同級生で、まだ僕にも仲良くしてくれている人はいるのだし。だから実際問題には一人ではないんだ。 ああ、シャコ貝になりたい。でっかいシャコ貝になって、海の底にいて、年齢を確認するのにかっ捌かれて死ぬんだ。そういうのよくあるらしいよ。いや、よくかは知らないなあ。でもあるらしいんだよ。 そして僕は、これはFateシリーズのノリの影響を受けているんだけどね、アンリ・マユの闇に呑まれて、一人でいたい。迷惑なんてかけない為に、悲しい思いをしない為に、僕は差し伸べられた手も取れないのだし、シャコ貝になって一人で引きこもるよ。 あ、死にはしないよ?痛いのは苦手なんだ。喧嘩になったりしない様に、鍵付き公開(まあ鍵請求はされないだろうからね)にしてあるブログに毎日落書きを載せて一人で色々やって、いつかはフォロワーさん達にも忘れられますようにって、いつかはツイッターに戻ってみたいなんて思わない様になる為にって、さっさと一人に慣れて、一人を謳歌出来る様になるんだ。 皆様良い人達だからさ、迷惑なんてかけたくないからさ。迷惑をかけない為には、きっとこうするしかないんだよ。
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