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「ええと、何話そうとしてたんだっけ?」
「その頭に詰まった物を外にぶち撒ければ皆に分かると思うよ?」
「OK分かった冗談だからそのバットを仕舞おうか」
コイツ、気付いただと……!
「良いから、話をして下さいお父様」
今日でコイツの父親としての威厳が無くなったな
「え~とだな、単刀直入に言うが、深夜学園に「イヤだ」―早くない?」
「何でこっちに来てまで学園なんざ行かなきゃ何ねーんだよ」
「行かないなら国を敵に回すぞ?」
「その程度で俺が止まるとでも?」
「……イヤ、まぁ分かってた、分かってたよ?冗談だとしても言い過ぎたかなって?でも、国を敵に回すと聞いてもビクともしないって、肝座りすぎでしょこの子」
何か沈んだんだけど
そこで
「お兄ちゃん強いんですか!?」
膝の上で目を輝かしてミーシャが聞いてきた
「ん~、世界相手に無傷で勝てるかな?」
「すごいですっ!」
……ワーオ、鵜呑みにしたよこの娘
「深夜どうしてもダメか?」
「ダメだ」
「エリート学園だし、いわゆるエスカレーター式だからミーシャも居るぞ?」
「…イヤ、でもそう言う所には主人公が居るだろ?」
「今はそのような生徒は居なかった「何故それを早く言わない!準備をするぞ!」…最初からこれを餌にすれば良かった」
――こうして、入学が決まった
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