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「でだ、何か渡されるって聞いてんだけど?」
家(城)出る前に親父に
『いいか、校長室に行くと、渡される物があるから学校内で、肌身離さずつけとけよ!』
余りにもしつこいのでワンパン入れてきたけども
「あぁ、そうだった・・・深夜は魔力ってどの位ある?」
「たくさん」
「真面目にお願い」
「知らない」
「ふざけてる?」
「ガチの方で測ったこと無い」
やめろ、二人して、何言っちゃってんのコイツ?みたいな目は止めろ
「今から渡すのは、魔力を抑えるアクセサリーだ」
アイが溜め息混じりに説明してくれる
「何で抑えなきゃなんねぇの?」
「そう言った時の為に君に手紙が有る、ほら」
校長から手渡された手紙に目を通す
『深夜に手紙を書くのは初めてなので緊張してます、キャッ』
破り捨てそうになった
あの糞親父帰ったら覚えてやがれ
『まぁまぁ落ち着け、冗談はここからだ』
決めた、耐久サンドバック(時間無制限)の刑だ
『どうせ、何で抑えなきゃなんねえんだ?とか言ってるんだろ?そんなの決まってるじゃん、それがテンプレだからさ!』
ビリビリビリ
「あいつ帰ったら殺す」
「まぁまぁ、落ち着いて、それと、帰れないよ?」
「は?」
「せい!」
カチャッ
音の鳴った方へ目を向ける
ブレスレットが付いている
「……は?」
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