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―ガラッ
「ウィ~ス」
一歩二歩と教室に入る
最初は期待と絶望の眼差し、男か女か、はたまた美男か美女か
声で男と判断した男子陣から絶望と殺意があふれ出す
次は疑問の眼差し女子陣からは、「アレ?こんなはずじゃ……」と言う声が
男子陣からは、「ん?そこまでじゃね?」と言う声が
教卓の前に来た時には女子からは落胆、男子からは安堵の眼差し
(何コレ?新手の虐め?)
「じゃあ、適当に挨拶でもしろ、プッ」
あんた今笑ったろ!笑ったろ!
「初めましてシンヤ・クラシスです。属性は、火・風・闇です。よろしくお願いします」
パチパチと少ないが拍手を貰う
(皆驚いてるな、特にクラシスって名乗ったときの女子の目が怖かった)
その時の思考を読みとったら、殆どが
(顔は普通だけど王族か…あの程度なら軽く色目使ったら落とせる…玉の輿キタッ!)
的なこと考えてて怖かった
(はぁ、所詮金と家柄か)
現実を突きつけられてショックを受けた
「じゃ、例に従って質問タイムを設けるので、質問が有る奴挙手!」
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