え?転校生に対しての態度ってこんなのだっけ?

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―――昼休み 遊んであった物(オセロやら将棋やらチェスやら)を片付けた時重大な事に気が付いた (昼飯無ぇ!) 弁当やお金を渡されなかったので、給食かな?と半ば決めつけていたが、弁当持参又は学食を食せとのこと (どうする?恥を忍んでレイテに金を借りるか?いや、それだけは避けたい!) 自問自答していると1人の生徒が近づいてきた 「あ、あの?シンヤ様?」 「………ん?あ、俺?」 様付けは想定してなかった深夜は一瞬呆けたが、すぐに顔をあげる 見ると、水色の髪をポニーテールにした女の子が立っていた 「ハイ、1つ伺いたいことが有りまして……」 「別に良いけど…その喋り方を変えて欲しいな…」 苦笑いを浮かべて言うと少女は焦った 「え…ですが王族に対して……」 「じゃあ、その王族からのお願いだ、敬語は止めてくれ」 「うぅ、わかり…分かった、あ、私はソフィア、ソフィア・ロッド」 王族だからってそんなに緊張するもんかね? そろそろ話を戻そう 「で、聞きたい事って?」 「あ、あのHRの時助けてくれたのってあなた?」 HR?HR何かしたっけ? あぁ、思い出したアイに向かって『アイちゃん愛してる!』って口走って燃やされかけた娘の声だ 「あぁ、アレか、俺だよ」 「やっぱり、ありがとう!」 満面の笑みを向けられる やめろ!俺にそんな耐性は無いんだ! 「それより気を付けた方がいいぞ?」 「ふぇ?」 「自分が言った事をよく思い出して第三者の立場になって考えてみ?」 「…………!!!」 顔を真っ赤にして慌てだす …何この小動物 ニヤニヤして見てると 「ち、違う!私はちゃんと男性の方が好きですから!そうゆう勘違いは止めて!って何ニヤニヤしてんのよ!」 ―――ゴッ! 「がはッ……!」 「え?あわわ!ごめんなさい!」 「…い…い腕……して……るな………ナイス…スト…レート………」 ソコで記憶は途絶えた
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