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――数分後
闘技場を出て、寮に向かう道すがら、大切な事を思い出し立ち止まる
「………部屋の番号聞いてねぇ」
どうしよう
「寮母さんに聞いたらいいか」
即決し寮に向かうが、
「アレ？寮ってドコにあるんだ？」
馬鹿であった
―――結局
「何で、場所も知らないのに行けるって思ったんですか……」
近くを通りかかったソフィアに、呆れられた様に案内して貰った
「自分の帰省本能？を信じた結果がこれだよ」
「まだ、行ったことの無い場所に、どうやって帰省するんで…するの？」
「勘？」
ソフィアは、少しずつだが敬語癖を直してくれるみたいだ
話題を振るべきか考えてると
「所で、凄かったね！」
「何が？」
ソフィアから振ってくれたが、いかんせん主語が無いので分からない
「さっきの試合ですよ！」
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