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「なんとかねぇ~。でもどれくらいお客さん来てくれるかわからないけど、明日からの分が間に合うかどうか・・・」
苦笑しながら言うミリアの台詞に、眉を釣り上げたのはディアナである。
「あっきれた!そんなのでよく商売しようだなんて思ったわね!」
「だってぇ~。さっきの爆発で台無しになっちゃったんだもん・・・」
さすがの二人も二の句が継げずに絶句する。
「仕方ないわね・・・私たちも協力してあげるわ。感謝してよ?」
「まぁ、元から手伝うつもり出来たんだけどな。」
まんざらでもない顔で二人は協力を約束する。
「ありがと~!感謝します!」
「いいわよ。ただし、ご飯くらいは出してよね?」
いたずらっぽい笑みを浮かべてディアナは言う。
「もちろん!といっても、最近調合ばかりで、買い出しに出てないから、たいしたものは出せないんだけどね。」
舌を出して笑顔で返すミリアだったが、なんとかなりそうなことに、安堵していた。
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