第二話 勇者?魔王?ふざけるな

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あの後、地下室(召喚部屋なんて名前らしい)から応接室っぽいところに移動した もちろん剣は手放してない、ついでにローブ集団の一人が持ってたナイフもスリ取って隠してある お母さんに習っといてよかった 今は王様(仮)と向かい合うように座ってる 騎     騎    王 姫  [    ]  私 龍 聖 騎     騎 はっきり言って王様(仮)の横の騎士が怖い 女の騎士なんだがすごい睨んでくる 私はそっちが何もしてこない限り何もしないつもりだから睨むのやめてほしいんだけどな そして姫、なんで居るの?何かハレマスに熱烈な視線送ってるから惚れたんだと思うけど 別の部屋でやって、みんな真剣な雰囲気なのになんで一人だけピンクオーラ出してんの? 王「では、なんで君たちがここに居るか話そうか」 聖「は、はい」 なんでいるか?誘拐されたわけじゃないの? 王「まず、ここは君達が居た世界とは別の世界、異世界なんだ」 雪「・・・・・?」 え?やっぱオカルト集団だったの?それともこの人の頭がおかしいだけ? 聖「え?異世界って」 ほら、ハレマスだっておかしいって気付くほどだよ? 龍「証拠は?俺達の世界とここが違う世界だって証拠はあるのか?」 雪「・・・・・」コクコク 王「証拠・・・か・・・・・これなんてどうだ?【ライトボール】 少し考えた王様(仮)が手のひらをかざすとそこに光の玉が浮かび上がる 雪「・・・・・え?」 王「これは魔法、君達の世界には無いモノでは?」 龍「・・・・・トリックは無し、マジもんの魔法かよ、糞ダリィ」 龍雅君の言葉に混乱が広がる 魔法?魔法ってあの小説とかの?でもそんな事ってあるわけないし でも今の今まで起きたこと全部小説の内容そっくり 雪「・・?・????」アワアワ 龍「おい、落ち着けってドードードー」 雪「・・・フンッ」 ドスッ 龍「グフッいって、鳩尾入った」 私は馬じゃない!
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