第二話 勇者?魔王?ふざけるな

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王「そうだったのか・・・・・こちらの勝手な都合なのは重々承知だこの世界のため力を貸してくれないか」 そう言って王様は私達に向けて頭を下げる え!?急展開過ぎない?それを頼むのってもうちょっと話してからだよね普通 聖「わっお、王様頭を上げてください!僕達に出来る事なら何でもしますから!」 ね?とこちらに顔を向けてくるハレマス改め勇者(笑) 僕達ってまだ巻き込む気? え?何この子、話聞いてなかったの?私達は巻き込まれただけだし勇者は君だよ? 勝手にやれば? 龍「ふざけんな、なんで俺がそんな事しなきゃいけねぇんだ」 聖「龍雅!この人達困ってるんだよ!?」 龍「だからなんだ、俺に何の関係がある! 首を突っ込むのはてめぇの勝手だが俺を巻き込むな!」 まったくだ 聖「龍雅!」 龍「王様だったか?魔族云々はコイツにやらせとけ、俺とこいつを元の世界へ返せ」 勇者(笑)を完全無視して話を進める龍雅君 私の事もちゃんと考えてくれるなんて優しいなぁ 王「・・・・・」 あれ?なんで王様黙ってるんだろ?早く返して欲しいんだけど 王「・・・すまん」 龍「あ?てめぇまさか」 え?まさか・・・ 王「異界から召喚する術はあっても戻す術は・・・」 雪「・・・・・」ジャキッ この時私はほとんど無意識に動いていた 隠してたナイフを取り出し王様の胸ぐらをつかんで背もたれに押し付け 首元にナイフを突きつける 「「「「っな!?貴様!」」」」 龍「おっとテメェ等も動くな」チャキッ 姫「ヒッ!?」 剣を抜こうとした騎士達を龍雅君が姫に剣を突きつけて動きを止める 聖「っな!?龍雅!?君も!何をしてるんだ!」
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