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聖「・・・ここでやるんですか?」
意「はい」
宮殿内の広間のようになっている場所で止まる聖剣の意志と勇者(笑)
意「では、まっすぐ立って目を閉じてください」
聖「え?もうやるんですか?」
意「早いほうがいいでしょ?さぁ、目をつむって」
不安がる勇者(笑)をあやすように優しく頬に触れる聖剣の意志
聖「ほわぁ!?「目をつむってね?」は、はいぃぃ!」
頬に触れる柔らかな手の感触と、すぐ目の前にある聖剣の意志の整った顔
聖(この状況で目をつむるってまさか・・・)
ドキドキドキドキ
ある予想を立てドギマギしながら目を強く閉じる勇者(笑)
若干唇が尖って変な顔になっている
意「じゃぁいきますよ・・・・・」
聖剣の意志の声に目を一層強くつむる勇者(笑)
そして
ッパァァァン!!!
勇者(笑)の頬に触れてない方の手で
思いっきり勇者(笑)の頬を引っぱたいた
聖「べふぇ!!???」
何が起きたか分からず吹っ飛ばされて行く勇者(笑)
聖剣の意思はどことなくスッキリした!とゆう顔をして満足げに笑っていた
意「以上で覚醒の儀は終わりです、今から現実世界に戻りますけど何か質問はありますか?」
聖「~~~っっ!!?!?」
意「無いようですね、ではまた、マスター」ニヤァ
痛みで喋れないだけで聞きたい事は山ほどあった勇者(笑)、しかしそんな事お構いなしに会話を終了させ勇者(笑)を現実世界に送り返す聖剣の意思
その顔は
玩具をもらった子供のような
獲物を見つけた獣のような
素晴らしい笑顔だった
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