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グレイ「確かにそうゆうことにも使えるが、創造属性の本来の存在意義は物の創造にある。」
グレイの言葉にジンは顔をしかめて聞く。
ジン「物の創造?」
ジンの言葉にグレイは頷き言う。
グレイ「そうだ。創造属性は本来すべての世界を造られた、創造神様のみが持っていたものだ。その本来の力は創造神様しか得ることができない。それは、創造属性を人に与えるにあたり創造神様が使われているまま渡すことは世界の理そのものの崩壊を意味するからだ。」
グレイの言葉にジンは驚き言う。
ジン「そんなに凄い物なのか?」
ジンの言葉にグレイは頷く。
グレイ「本来、創造属性に関わらず、すべての属性を人に与えたのは創造神様だが。創造属性等は稀少属性の部類に入るうえ、使いこなせるものが少ないのは世界のバランスのためなんだ。世界を崩壊させないために、世界の意識そのものがそう定めている。」
グレイの言葉にジンはしきりに頷く。
ジン「へ~ぇ。そうなんだ。」
ジンの反応にグレイは苦笑する。
グレイ「話がそれてしまったが。創造属性を発動させるためには大量の魔力とイメージが必要なんだ。魔力をイメージしたものに、つまり物質かさせるためには、多くの魔力を圧縮し強いイメージをもって形にすることで完成させるんだ。この方法は魔法を作るときとほとんど変わらないが、物の創造は大量の魔力と、精密な魔力コントロールも要求とされるからな、かなり難しいし、習得するにもかなりの修行をしなきゃ無理だな。」
グレイの言葉にジンはしきりに頷く。
ジン「なるほどねぇ~。それじゃあ、俺も修行すれば出来るのか?」
ジンの質問にグレイは頷く。
グレイ「修行すれば何時かは出来るようになるな。ただ、創造属性はしてはならないことが必ずあるから、それは絶対にするな。でなければ世界のバランスを崩すことになるからな。」
グレイはジンに強い眼差しを向けてそう言う。ジンはグレイの言葉と行動に思わずたじろぎ頷いて聞く。
ジン「その…してはならないことってなんだ?」
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