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Nside 俺が目を覚ますと、目の前に広がるのは白い天井... ここは、どこだ? 「大丈夫ですか?」 「え..?」 声のした方に向くと、白衣を着た人...医者か。 「まだ傷口が完全に縫合してないので、安静にしていてくださいね」 その一言だけいい、病室を出て行った。 ガタンというドアが閉まった音がした途端、現実にやっとついていけた。 俺は生きている。 どうして? だって俺は... その時頭にある一人の人物が浮かんできた。 「涼介...」 『お前..何してんの...』 病院から抜け出したらしく、服は病院の服のままだった。 あの後彼はどうしたのだろう。 崩壊してしまいそうな彼が―。
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