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「花子はもう決めた?」
「まだ。晶は?」
「候補はある。」
この時期、乙女が決めると言ったら?
そう!!クリスマスプレゼントですよ。
「晶、この間粗相したんだから、挽回しないとねー。」
「うう。でも、それは私のせいじゃないもん。」
全てを忘れたくて、机に俯せる。
だって。
だって。そもそも、三ヶ月記念とかやるーーー?
あの、いっつもムッツリしているエロ狼が?
やられたこっちがビックリだっつーの。
全然、そんなキャラじゃないじゃん!!
「そもそも、何月何日に付き合った事になる訳。」
「藤井さん的には告白した海からって事でしょ?」
確かに日付はそうだった。
ちょうどあの日から三ヶ月後だ。
「でも私、その日に返事してないし!!」
「あんた。だけじゃないでしょ?」
「・・・・告白の日も何日とか記憶にないし・・・。」
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