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「でも・・・。」
「「「もう遅いよねーーー。」」」
すっごい笑顔ですね、お三人さん。
若林が唇噛み締めてるよ・・・・。
「若林は彼女と過ごすのかな?」
「彼女なんていねーし!!」
あら。そうなの?
「文化祭でずっと一緒にいたって子は?」
「あれは違くって・・・・。
断ったし。」
「へー。勿体ない。結構可愛かったじゃない。」
「そんなの関係ないだろ。」
「いや。前なら付き合ってたね。」
私以外の三人の矢継ぎ早の質問に、若林が押されてる。
「若林くーーーーん!!」
おお、噂をすれば。
ちょうど、あの子が呼びに来たじゃん。
「「「あーあ。」」」
だから、三人のそのチームワークは何なんだって。
「若林、残念。」
花子の最後の呼びかけに、若林は心底嫌そうな顔して廊下へ向かった。
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