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「貴様、全国の幼なじみ好きの賢者諸君に全力で謝れ」
「断固辞退する」
「ったく、春菜ちゃんより秀吉が好きとはな……まさか、お前……?」
ずざっと、啓太は物凄い勢いで身体を仰け反らせ、あまつさえ少しでも俺から距離を取ろうと身を捩らせていた。その表情は哀れな子羊を見るような憐憫の情が含まれている。
なんだよ。秀吉好きのなにが悪い。
「ホモ……なのか……? だとしても俺はお前の気持ちには応えられな――」
「封印されし右手の呪いが以下省略!」
「うわぁぁぁあああ!!」
狭間啓太の殲滅(目潰し)を完了。
貴様、近所では「あら、女好きの優斗ちゃんじゃないの!」と誉れ高い俺を捕まえてホモだと宣うか。万死に値する。
それと、秀吉の性別は『秀吉』だ。
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