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俺ーー工藤 圭(くどう けい)は、国が秘密裏に作った暗殺などを基本に仕事をしている組織に所属していた。
そこでは、圭は大佐と言う地位を持っていた。
しかし、数日前に自分の上司から移動になったと言う報告を受けた。
最初は、驚いたが所属場所を聞きその驚きは興奮に変わっていた。
*
一見しただけではそこは、周りのマンションの一室と何ら変わりはなかった。
圭は、緊張を払うように深呼吸をすると玄関のインターホンを押す。
―ピンポーン―
「あー、誰だ?押し売りか?オメー」
インターホンからは、野太い声の男の声が聞こえた。
「あ、俺じゃない・・・・私、今日付けで来た工藤 圭と言います。」
「あー、そーいやそんなこと言われたなー。」
圭は、そんな雑でいいのか?と思いながら言葉には出さず男の言葉の続きを待った。
「んっじゃ、No.聞いてんだろ?さっさとそれ押して、一階の奥の部屋に来いよな」
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