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「貴方達が純粋なパワータイプで助かりました。それでは失礼します」
言い終えると、少女は外へ走り出した。
「しまった!?逃がすかっ、追うぞ!」
「あぁ」
男達は慌てて少女を追いかけた。
少女は人の多い大通りから少し狭い路地裏へと入り込んだ。
(これだけ狭い路地裏で、いりくんでいますから能力を合わせれば逃げ切れますね)
「うわっ!?」
「ッ!?」
その時少女は曲がりかかった角で、一人の少年とぶつかった。
「痛っててて」
(しまった、巻き込んだ)
少女は呆然とただただ、ぶつかった少年を見つめるだけだった。
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