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高校2年生の春と夏の中間。
まだ、高校生のイメージの青春も恋もしてないなぁー・・・。
「ユウは、どう?」
いきなりのミカのフリ。全然聞いてなかった・・・!!
「えっ!?ごめっ、何の話?」
「うん?ミカがねー。彼氏の話して、でー、ユウは好きな人いないかぁーって言う話」
モモが教えてくれた。
「うーん。好きな人ー?スキって分からないからなぁ・・・。」
「えーっ」
「かわいーな、ユウは。」
モモは、黒髪の内巻きセミロング。日本美人って感じでモテる。
ミカは、茶髪のカールしたロングで、派手な見かけでモテる。
そんな2人にはさまれてる私・安西 蒼。地毛の茶髪にすごい癖毛。小さい身長、モテる訳ないし。彼氏いない歴=自分の年だったりするwww.
「うーん、じゃあ気になる人はー?」
「うぅーん。居るっかな・・・。」
「どんな人!?」
ミカに聞かれて出てきた人は、中学校の時 塾が同じだった子だった。
名前は、木下 悠。結構、下の名前で呼んでた。
途中でいきなり引越ししたらしくて、学校が違ったから全然知らなかった。
「今どうしてんだろっ・・・。」
ボソっと呟いた瞬間。
「きゃぁぁぁぁ!!」
女の子特有の高い声、耳がキーんとする。
「何・・・?」
みんなが注目してる廊下を見た。
廊下には、男子が3人歩いてた。
1人の子と目が合って・・「えっ?」
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