第1話

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帰りの電車、1人で乗る途中。少し、心の整理をしたかった。 今日、廊下で会った男子はハルカだったと思う。中学校の時と少し違ったけど・・・。なんで、目をそらされたのかな・・・。もやもやが心と頭でする。 「そんな事より、電車来てるしっ!」 乗った車両は少し混雑していて座れそうじゃない。 隣は、あいてそうだなぁー。でも、隣の車両もそこそこ混んでたけど1つだけ席があった。すーわろっ。 「よいしょっ。」 「よいしょって、高校生の言う言葉じゃないね」 隣の人にくすくす笑われた・・・。って、ハルカ!? 「ハルカ?」 「うん、そうだよ。久しぶり。ユウ」 やっぱり、ハルカだったんだ。すごく、会えて嬉しい。 「あれっ・・・?」 「どうした?」 「なんか、変わった?」 サラサラな黒髪、表情が少し少ないけどカッコいいと思う顔。 身長?ううん。もっと、何か...。 「ん。変わったと思うよ。中学の時と」 真顔のハルカ。少しびっくりする。 「そっかぁー。私は?」 「うーん。変わってないと思うよ。」 「だよねー。身長も止まってるし。私は、中学のまんまだ」 そっから、中学の時の話や塾・学校の話をしてた。
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