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「おい悠斗、レイン!なんでこないんだよ!俺1人で泳ぎきっちゃったじゃん!」
いいところで帰ってくんなよww
自分の好きなお笑い芸人のコントのオチのところで、
お風呂空いたわよー
って声が聞こえて聞こえづらくて、あんまり笑えなかったくらいムカついたわwwwwww
「『フリーズエンス』ごめんごめん、悪気はなかったんだよ。
許して!ごめん!」
「そのセリフさあ、人を首から下氷漬けにしてから言う?」
中級にしてやったんだから感謝しろwwww
「つかそろそろいい時間だろ?
もどろーぜー。俺腹減ったよ!」
と、氷漬けのままいうグレル。
適応はえーな…
流石繁殖力パンパない害虫だぜ。
「そうだな、そうすっか」
俺はレン達に声をかけ、別荘に戻ることにした。
よくグレルの意見素直に聞いたなって?
だってほら、いじってるだけで、
嫌ってるわけじゃないからwww
2人で遊んでる時なんかほぼいじんないぜwwww
「じゃ、行くとしよーか。
俺も結構腹減ってwwwwww」
「お、悠斗もかよ!
さっきもいったけど、
俺も結構やばくてさ~」
なんてことのない会話でひとしきり皆で笑い、俺たちは別荘に向かって歩き出す。
そう、歩けるやつは。
悠斗達が去った後、
グレルは一人砂浜に転がっていた。
氷漬けで、身動きがほぼとれない状況。
だがしかし彼は笑っていた、まるで逆転の一手を、神の一手を得ているかのような微笑みを浮かべ、こう叫ぶ。
「カニに鼻挟まれたァァァァァ!!」
スイーツ(意味違うけど)
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