*カフェ・オ・レ*

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  * * 振り向くと、そこに 彼女の姿は無かった。 「う、そだろ・・・」 慌てて辺りを見渡す。 背の低い友実だから 人の波に埋もれて 見えないだけかもしれない。 しかし、いくら探しても 彼女の姿は無かった。 ハッと気付き 右ポケットに入っていた 携帯を取り出す。 急いで友実の番号を呼び出し 発信ボタンを押した。 しかし、しばらくして 受話器から聞こえてきたのは 冷たいアナウンスの声だった。 .
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