プロローグ

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 僕は夢を見ていた。  幼い頃から繰り返しよく見る夢だ。  夢の中の僕は剣を手にして、ロイヤルブルーの空をくるくると楽しそうにステップを踏んでいる。  地面を踏む度、金平糖のような星が零れる。  それが僕にはとても綺麗に見えるのだ。  ぐるり。視界が反転する。      砂時計が逆さにされたかのように金平糖が真っ逆さまに落ちていく。
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