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先生。ねぇ、先生。 でも、わかってるよ。 先生には奥さんも子供もいるし、教師という立場もある。 だから、これ以上無理を言って先生を困らせるつもりはないの。 私はこうやってね、授業中に先生と目が合うだけで幸せなの。 先生の目に、私が映るだけで満足しなきゃいけないの。 本当は辛いよ? もっと近くにいたいし、いつも一緒にいたい。 だって私は先生のこと、愛してるんだから。 でも、だからこそ、わがまま言って先生を困らせたくないの。 先生。 好きだよ。愛してる。 たまにでいいから、放課後に二人っきりでお話しとかしたいな。 それぐらいなら…、いいよね? あ、また目が合った。 授業中の先生、カッコいいよ。 時々、難しい単語を発音する時に噛んじゃうけど…、その後に見せるちょっと恥ずかしそうな顔も素敵なの。 先生、好きだよ。 愛してるよ。 私はいつも、先生のことばかり考えています。 せめて、それぐらいは許してね?
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