i ∟оv∈ yΟμ

4/19
64人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
先生。ねぇ、先生。 胸が苦しいよ。 あの日のことを思い出すたび、私の身体は焼けるように熱くなるの。 あの時は無我夢中で、頭の中が真っ白だった。先生を受け入れるのが精一杯だった。 友達からそういう時の話とか聞いてるから、恥ずかしいけど、もっと先生にも色々してあげたかったんだけど。 いざってなると、頭の中がボーッとして何もできなくて…。 もし、次があるのなら。私、先生のためにもっと頑張るからね。 でもきっと、次なんてない。わかってる。わかってるんだ。 わかってるけど…、 胸が張り裂けそうになるぐらい切ないよ、先生…。 ねぇ、先生? あの日の私は、魅力的な女でしたか? 先生を満足させられましたか? 愛してるよ、先生。 二度目はもっと、魅力的な女になっていたい。 うぅん、きっとなってみせるの。 だから先生…、 それ以上は言っちゃダメだね。先生を困らせちゃう。 先生、愛してる。 いつも傍にいたい…。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!