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野原の中にある、草むら学校で。
生徒の芋虫君は、いつもコオロギやカマキリなど、他の虫たちにいじめられていました。
「うわっ、脚が6本以上ある~。気持ち悪~い。」
「あいつ、体が水風船みたいだぜ。もしかしてご飯は水風船じゃねぇの?」
「おれたちと全然違う、ぶよぶよな体して、よくおれたちと一緒に授業を受けられるよな。きっと体と同じで、頭もおかしいんだろ。」
他の虫たちは、口々にそんなことを言います。
芋虫君はそれを聞きながら、いつも悲しい気持ちになっていました。
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