第03話-神郷イエロードンキース-

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○○○  右バッターボックスに立つ純平。その純平がバットを突き出し大声を出す。 「やい新入り! 今から俺が本物のエースだという事みせてやるかんな! 覚悟しやがれってんだ!」 「早く構えろバカ」  後ろから純平に毒を吐く敬太。 「うっせーよ敬太。これは俺と新入り、男と男の戦いだ、部外者は黙って--」 「はよ構えんかい純平」 「はいすいません」  鷲田監督の言葉にはほいほいと従う純平、敬太はやれやれとため息を吐く。  構える純平。その構えから、野球素人のシンにすら威圧感を与えた。このバッターはやばい、と。  一瞬怖気づきそうになったシンだが、目の前でキャッチャーミットを構えている敬太の姿を見て思い出した。  --相手関係なくただ俺のミット目掛けて投げてこい。  その言葉を胸に、シンは大きく振りかぶった。そして、第一球を放つ。
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