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鷲田監督はシンへ目を向ける、純平に絡まれて気の毒じゃわいとか何とか思いつつ、こう口にした。
「あやつは本物の怪物なのかもしれんぞ。それこそ--」
鷲田監督はこう続ける。
「噂の神童達に匹敵する程の」
敬太と夏鳴がごくりと唾を飲み込んだ。どうやら鷲田監督のこよ馬鹿げた発言を否定する事が出来ないようだ。
神童達に匹敵する--それすなわち......
天才の領域へ足を踏み入れるという事である。
何にせよ、この日、新庄心ことシンは鷲田監督のチーム、神郷イエロードンキースのメンバー達に無事、認められたのだった。
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