第04話-シンの小学校での一日-

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「無理しなくてもいいのよ? 今日ぐらい休んでも」 「大丈夫だよ母さん。行って来ます」  母の優しい言葉に甘えず、笑顔でそう挨拶し家を飛び出したシン。今日は月曜日、小学校へ向かったのだ。 「ねぇあなた、シン、大丈夫かしら?」 「大丈夫だろう」  父はあっさりとそう言い切った。その理由を続ける。 「昨日の野球から帰ってきた時のシンの笑顔見ただろう? 服をドロドロにして、あんな楽しそうにしてたシン、久しぶりに見たよ。よほど良い仲間に出会えたんだろうな」 「それもそうね」  母が安心したように笑顔になる。 「もう一人じゃないものね。私達や……新しい仲間達もついてる  がんばれ、シン」
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