Start of travel

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俺が振り向いた先には先ほど、レストランにいた筈の男の1人が腕から血を流して倒れていた。 「え?……おい!これはどういう……」 「話しは後だ!まだ2人いるぞ!」 俺の声を遮ったピッツの言うとうり、腕から血を流している男の後ろをみると、サーベルを構えた男が2人いた。 しかもその2人のうち1人はこちらに勢いよく向かって来ている。 どういう事だ!? いや落ち着け……取りあえずあいつらは敵意むき出しでこっちに来てんだ! なんとかしねぇと、やばいぞ! 俺は取りあえず、腕から血を流している男のサーベルをとりあげ構える。 「死ねぇ!」 サーベルを構えた男が俺にサーベルを思い切り振るう。 俺はすかさずそれをよける事に成功した。 だが男はためらう事なく更にサーベルを振るう。 な、なんだよ!これ当たったら死んぢまうぞ? 俺は自分が置かれた意味不明な状況に頭が混乱しつつも、必死にサーベルをよけ続ける。 やばい!このままぢゃいつか当たっちまう! 俺はサーベルをよけながらも攻撃のきかいを伺う。 もちろん人を殺すなんて出来ないから峰打ちだ。
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