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俺はピッツの思わぬ提案に戸惑い、ピッツに聞く。
「や、宿屋?もしかして今日はこの村に泊まるのか?」
「ちげえよ!もしその男がこの村に滞在してるなら宿屋にいる可能性が高いだろ?、ほら!いくぞ」
俺はピッツのその言葉に納得する。
そして俺達は宿屋に向かって歩き出した。
ピッツは小さいくせにやけに頭が働くな。
盗賊のくせにやけに俺に親切にしてくれるし、どうやらこの村の人間の信頼もあついみたいだ。
少し怪しいが、俺に見せた笑顔が嘘とも思えないし。
あ~この世界はわけわかんないことだらけだ!
でも今は取りあえずピッツに頼るしか方法はない。
「おい。なに考えてんだ!?」
ピッツが俺の顔を覗き込むと心配したように声をかける。
それに対し俺は首を横に降り応えた。
俺とピッツが少し歩くと、この村で唯一あるらしい宿屋の前に到着する。
俺とピッツはその宿屋のドアを開けて中に入る。
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