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「いいなぁ、樹利さん。さすがって感じだよね。
正樹なんてね、最悪なの。
この前求められた時に生理だったから駄目だって言ったのよ。
そしたらね、それじゃあクチでしてくれよって頭をつかんだんだよ?」
声を潜めながらそう告げた菜穂に、思わず身震いをすることを感じた。
「そ、それは嫌だ。まさに前の彼氏って感じ……」
「長谷川君?」
「そう……いつもそんな感じだった。っていうか、長谷川君はその……口でが、好きみたいで、いつも強要されてて、すごく嫌だったんだよね」
思い出したくないことを思い出しちゃった。
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