1人が本棚に入れています
本棚に追加
ドクンッ ドクンッ ドクンッ
心臓の音がうるさい。
…多分、気のせいだろう。
何もないさ。
背中に嫌な汗が流れる。
隙間についた。
隙間からゆっくりと、顔を突き出し周囲を見てみる。
ドクンッ ドクンッ ドクンッ
何かいた…
凄い早さで俺から逃げて行く何か…タヌキが見えた。
「………」
…だと思ったよ。
いつの間にか全身が汗だらけだ。
…コレはアレですよ?暑いだけですよ?
冷や汗とかではありませんよ?
「ふぅ~…。カスミ!次行こうぜ。」
振り返ってカスミの姿を探した。
カスミはいなかった。
最初のコメントを投稿しよう!