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「なんなんだ。こいつ。」彰は初めて見る化け物に戸惑っていた。
「化け物を見るのは初めてか。ふん。まぁいい。見てろ。」
冷淡にそう言った。
少年は剣を抜き化け物に切りかかった。化け物は手でガードをした。しかし、化け物はまっぷたつになっていた。それを見ていた彰は「すげぇー。あんた一体何者だ?」
少年は答えた。
「人に正体を聞くときは自分から名乗れ。」
「わりぃ。俺は彰。お前は?」
「大臥だ。(たいが)お前と同じ勇者の1人さ。」
それを聞いた彰はとても喜んだ。
「お前が勇者か。やっと会えた。」
「捜していたのか?」
「そうだよ。」
大臥は少し驚いていた。
「あの婆さんが言っていた事が本当だったとはな。」それを聞いた彰は大臥に質問をした。
「あの婆さんって、神秘的な気を放っていた婆さん?」
「お前も会ったのか。何か言っていたか?俺にはあなたはいずれ世界を救う勇者となる。その為には仲間が必要です。しかし、あなたは捜さなくても仲間が1人現れます。仲間が現れるまでこの町で待っていなさい。と言っていた。」
それを聞き彰も老婆に言われた事を全て話した。
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