一方的な思いは、しばしば拒まれる

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「ハーイ、護衛のご依頼、本ギルドで確かに承りましたー!」 「ええーーっ?!」  ガヤルドの決め台詞は、受付嬢のハイテンションな一言で一瞬のうちにうち砕かれた!  ヒゲ男は、ガヤルドの手をにぎりしめて大喜びだ。 「ありがとうございます、ありがとうございます! それでは今日の夕刻、港でお待ちしておりますので!!」  ヒゲ男は、懐からささっと依頼書を取り出して受付嬢に手渡すと、軽やかに走り去っていった。
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