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「もしもし?」
『あ、もしもし綾?ごめんなこんな時間に』
「大丈夫よ、私も寝てなかったから」
『それは良かった…ってか綾?なんか声かすれてない?』
「そ、そう?」
『…ひょっとして、泣いてたりとかした?』
…陽子は本当に察しが良いというか、勘が鋭いというか…。まさか私の声がかすれている程度で泣いていたことに気付かれるとは思わなかったわ。
私が返事に困って少し黙っていると、
『…綾、今からどこかで会える?ちょっと直接会って話がしたい』
陽子はそう言ってきた。
☆☆☆
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