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私が悩んでいたことが全て杞憂と分かり、安心して気が緩んだせいか、陽子がいるにも関わらず私は泣いてしまった。
「ちょ、綾!?」
「ごめ…ぐすっ……なんか、…安心、したら……ぐすん………」
「…あー分かったからもうなにも言うな」
陽子はそう言うと、優しく私を抱きしめてくれた。
「よ、陽子……」
「大丈夫だよ、私は綾が必要としてくれる限り、綾のそばにいるから」
陽子はとても暖かくて、抱きしめられるとすごく安心する。このままずっと、陽子に抱きしめられていたいとさえ思えてくる。
そんな安心感と心地よさに浸っているうちに、私はいつの間にか眠ってしまっていた。
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