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小鳥のさえずりが聞こえてくる。うっすらと目を開けると、窓からは朝日が差し込んできていた。
「ふぁぁぁ…今日も学校ね」
私はいつも通りにベッドから出て、伸びをしてから学校に行く準備を始めた。そして、その途中でふと違和感を覚えた。
「…あれ、なんで私自分の部屋で普通に寝てたのかしら?」
確か昨日、私はレストランで陽子に抱きついたまま寝てしまって…
ということは、陽子が部屋まで私を運んできてくれたということかしら?そうだとしたら、陽子には悪いことをしたわ…。
そのことが気になった私は急いで学校の準備を済ませ、朝食をささっと食べて駅へと向かう。陽子はいつも通り、駅前の木の近くで待っていた。
「おはよー綾」
「お、おはよう陽子」
私は陽子と挨拶を交わしたあと、昨日のことについて聞いてみた。
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