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私と陽子がそんなやり取りをしていると、そこへシノ、アリス、カレンがやってきた。
「おはよーみんな」
「おはようございます…って、なんだか綾ちゃんも陽子も嬉しそうですね?」
「なにかあったデスか?」
「まあいろいろとね。さ、時間もないし行こうぜ」
陽子はシノとカレンからの質問を適当にごまかすと、私の手を握って駅の中へと向かっていく。
「えっ…陽子?」
私が少し驚いていると、陽子ははにかんだような笑顔でこう言った。
「たまにはこういうのもいいでしょ?」
「…ええ」
私も少し恥ずかしいけれど、しばらくはこうしていたかったから陽子と手をつないだままで駅へと向かう。
今日も陽子は私の隣にいる。
fin
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