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春が訪れ俺…西園寺廉は高校生になった。
そして今日が新学期の始まりの日だ。
中学の頃の学ランではなくブレザーに着替えて鏡の前に立つ。やっぱりブレザーの方が学ランより良いなーなんて思いながらネクタイをキツくない程度に絞る。
「きょう!れん!朝御飯できたわよ!!」
朝御飯が出来たらしいから下の階のリビングに行く。
「あら!今日は早いわね!」
「今日は初日だからね。遅刻したらまずいでしょ?」
「それもそうね。じゃあ来てくれたのは悪いんだけどきょうを起こしてきてくれない?」
「んー。わかったー。」
そういって二階の部屋に行ってドアを開け、ベッドの所まできた。
「おい!きょう!起きろ!朝御飯だぞ?」
「あと5分ー…。」
ベッドで寝てるやつの名前は西園寺恭。俺の双子の兄。金髪で超イケメン。チャラい雰囲気が漂ってるやつ。チャラい雰囲気の割には成績も良い方で運動も群を抜いてできる。でもバカ。成績とかの話しじゃなくバカ。
「それフラグだから!寝たら絶対起きられないから!」
「んー…!廉は相変わらずだなー!もっと寝ても大丈夫だろ!?」
「朝御飯冷めても良いのか?」
「良いよ。」
こいつ…起きようとしやがらねー。こうなったら…。
「じゃあ良いよ。恭の分の昼飯作らねーから。」
「はい!起きました!だから昼飯無しは勘弁してくれ!!」
「じゃあさっさと着替えて飯食いにこいよー。」
そういってリビングに戻った
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